イタリア通信 – 2024年6月 –

  • DATE
  • 2024/08/17

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  • 駐在員レポート

    陶磁器の産地 Savona サヴォーナ

    イタリアは今一番日が長い時期で、皆屋外で夕方の時間を楽しんでいます。 9時半位まで明るいので時間の感覚が狂ってしまって、もうこんな時間?と慌てて帰宅することが多いです。 でも今年は屋外で過ごすのは、まだちょっと肌寒かったりします。
    先日、うちの前の大通りで信じられない事故が発生しました・・・
    イタリア人が何か問題が発生するとよく使う、「ここはイタリアだから・・・」で済まされる事態ではありません。 歩道が陥没して、母親と2歳の女の子がベビーカーごと落ちてしまうという悲惨な事故が起きてしまいました。 幸い怪我は深刻ではないとのことですが、地震でもないのにこんなことが起こるなんて本当に信じられません・・・

    Genovaから電車で1時間揺られると、昔Genovaの支配下にあったサヴォーナという港町があります。 ここはコスタのクルーズ船が停泊する街でもあり、船が到着する
    と3000~4000もの乗客で溢れかえります。 Genova 程見所はありませんが、陶磁器の産地で、陶磁器美術館があることを知り行ってきました。
    電車でサヴォーナの街に到着すると、強いハーブの香りが漂ってきて、初めて見た花ですがマトリカリアという花のようで、まずその香りに癒されました。
    陶磁器美術館では、特に以前病院の薬局で使用されていた容器がガラスのケースにずらりと収まっていて、見ごたえがありました。 薬草を調合するために使用されていたとのことですが、薬局でこんなに素敵な容器が使用されていたのですね。 ここの陶磁器の主流は日本でもおなじみのコバルトブルーの染付。 その当時、中国から入ってきたコバルトは金より高級品だったとのことです。 そして最後に陶磁器の歴史をまとめたビデオ鑑賞は、鏡のからくりで立体的な不思議な空間の中で体現できます。 中国からもたらされたコバルトブルーの染付の歴史に思いを馳せました。

    マダガスカルのカプチーノ

    サヴォーナの街でとっておきのお菓子屋さんを見つけました!
    小さなイートインコーナーもあり、食べたいお菓子をつまむ感覚で、少しずつ試食できます。 今回選んだのは、この街で栽培されている苦みの強い
    柑橘類、キノットのマカロンと、塩味のピスタチオクリームのチョコレート。 イタリアではなかなか美味しいしいマカロンに出合えませんが、ここの
    マカロンはしっとり感が特徴とのことで、パリの味に負けず劣らずハイレベルでした。 
    カプチーノを一緒に注文しましたが、グアテマラにするか、マダガスカルにするか聞かれるという初めての体験。
    え~ どうしようと思いましたが、マダガスカルはかすかにプルーンの味がするとのことで、迷わずマダガスカルに。 以前味わった世界チャンピオンのカプチーノも感動しましたが、こちらも味わい深い一品でした・・・

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